“はねだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羽田56.3%
刎出25.0%
羽根田12.5%
跳出6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現代で羽田はねだというと直ぐと稲荷いなりを説き、蒲田かまたから電車で六七分の間に行かれるけれど、天保時代にはとてもそう行かなかった。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
やがてみずから麺粉めんふん鶏卵けいらんを合せき居られしが、高橋も来りてこれを見て居けるうち、鶏卵の加減かげん少しぎたるゆえ、ぱちぱちと刎出はねだし、先生の衣服いふく勿論もちろん余滴よてき、高橋にも及びしかば
ソコで大小も陣笠じんがさ一切いっさいの物はヴエンリートの家にあずけて、丸で船頭か百姓のような風をして、小舟に乗込み、舟は段々東にくだってとう/\羽根田はねだの浜から上陸して
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
小さいふごにそれを入れて、川柳の細い枝を折取って跳出はねださぬように押え蔽った少年は、その手を小草おぐさでふきながら予の方を見て
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)