“がれき”の漢字の書き方と例文
語句割合
瓦礫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
各地にある“散所”というのは、貢税こうぜいのかからない無税の地のことである。河原、芦原、瓦礫がれきの巷など、不毛の土地には税がない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天地風雲、山川国土、水火人物、草木瓦礫がれきより、色、声、香、味、触、法の微に至るまで、みな遮那法性しゃなほっしょうの胸中より流出現顕せざるはなし。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
生の瓦礫がれきのうちからのみ自由が目ざめ、そうした瓦礫のうちにおいてのみ人間は生きることができるのだ、とカフカは日記のなかに書いている。