“雑言”のいろいろな読み方と例文
旧字:雜言
読み方割合
ぞうごん90.7%
ぞうげん4.7%
ざふごん2.3%
ぞうこん2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黙れ黙れえい老耄おいぼれ! 場所もあろうに他人ひとの前、吾を大盗とかしたな! 虎狼の心を抱いた姿と吾に雑言ぞうごんしたからには虎狼の姿を
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そばで、トラ十の雑言ぞうげんをきいている房枝の方が、腹が立って、しらずしらず顔が青くなるほどだった。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
打ち果さむとならば打ち果し給へ。万豪和尚様の御情にて生き伸び来りし此の生命いのち。何の惜しむ処かあらむ。たゞ後にて後悔し給はむのみと初めて吐きし雑言ざふごんに今は得堪へず。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……雑言ぞうこんはまっぴらご免なすって。はいはいいくらでもあやまりますとも。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)