“ぞうごん”の漢字の書き方と例文
語句割合
雑言100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夜も険しく眉をひそめて居りましたが、私の甥に向いましても、格別雑言ぞうごんなどを申す勢いはなかったそうでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
右の袖をブラリとゆりうごかし左手に大刀の柄をおさえた異様な浪人者だから、今の雑言ぞうごんでテッキリ斬られると思った屑屋。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
幼少からわしの側に侍していた其方そちのことゆえ、わしの前では、甘えていうものとしてゆるすが、人なかではいうな。めったに、そのような雑言ぞうごん
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)