雑言ぞうげん)” の例文
旧字:雜言
そばで、トラ十の雑言ぞうげんをきいている房枝の方が、腹が立って、しらずしらず顔が青くなるほどだった。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「言うなッ。言うなッ、雑言ぞうげん申さるるなッ。いか程小理屈ぬかそうと、夜中胡散うさんな者の通行は厳禁じゃッ、戻りませいッ、戻りませいッ。この上四ノ五ノ申さるるならば、腕にかけてもからめとってお見せ申すぞッ」