“たづね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
35.3%
剌問11.8%
尋問5.9%
糺問5.9%
訊尋5.9%
探索5.9%
5.9%
搜索5.9%
索搜5.9%
訊問5.9%
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不忍池しのばずのいけ今日こんにち市中に残された池のうちの最後のものである。江戸の名所に数へられたかゞみいけうばいけ今更いまさらたづねよしもない。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
こゝろ帰家かへりたきにありて風雅ふうがをうしなひ、古跡こせきをもむなしくよぎり、たゞ平々なみ/\たる旅人りよじんとなりて、きゝおよびたる文雅ぶんがの人をも剌問たづねざりしは今に遺憾ゐかんなり。嗟乎あゝとしけんせしをいかんせん。
話けるに吉兵衞心におどろき夫は何時頃いつごろの事なるやと尋問たづねければ和尚は指折算ゆびをりかぞへ元祿二年九月の事なりと聞より吉兵衞は涙をうかべ其子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かさをもさゝず歩行ほかう致したるやと大聲たいせい尋問たづねられしかば流石さすがの長庵内心に驚怖おどろくと雖も然有さあらていにて這は思ひも寄らぬ御尋問を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
も連出して中田圃に於て殺害に及ばせし成らん右は既に三次が申立にてしかと相分り居る處なり如何に三次其方事追々申立たる通り相違なきやとの糺問たづねに三次首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わしの宮にて殺害に及び金子五百兩をうばひ取しおもむきなり尋常じんじやうに白状致すべしと有ければ段右衞門は少しも恐るゝ景色けしきなく是は重々かさね/″\思ひもよらぬことを御糺問たづねに成るものかな私し儀穀屋平兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
分取わけとりに致し靱負ゆきへは日々遊興いうきようつかひ候により所司代は不審ふしんにおもはれしにや日野家へ御訊尋たづねの儀有之に付我々兩人差出べきむね掛合かけあひ御座候間右の大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
物語ものがたり此度の一件申わけなくは我主家の爲自害致さんにより其時は汝等必ずなげくべからずと能々よく/\あとのこと共申置勘解由は發足ほつそくなし道中取いそぎて日ならず江戸小川町の上屋敷へ着し其旨太守たいしゆへ申ければ丹後守たんごのかみ殿早速御召有つて日野家の一件御訊尋たづね申に勘解由は委細を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つく探索たづねしかど更に樣子のしれざりしに今六右衞門の物語りにて久八こそは彼の時にすてたる我が子に相違さうゐなしと心の中に分明わかりゆゑしきりに不便ふびん彌増いやまして只管ひたすらいのち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いつはらんもおそれありと思ひ定めて漸々やう/\かほを上げ追々事をわけての御尋問に付此上は包まず申上るなりもと主人伊勢屋五兵衞事世つぎの男子これなく相應さうおうの養子もあらばと探索たづねるうち千太郎事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つくされしは京都堂上方だうじやうがた御内みうち關係かゝはるの事がらなればなりされど四海にとゞろ明智めいち忠相たゞすけ殿ゆゑ始終しじうの所まで洞察みとほされて嚴敷きびしくたづねられければ大惡だいあく無道ぶだうの安間平左衞門も終に白状に及び口書も相濟あひすみとがめの次第を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なし候儀無念むねん止時やむときなく右人殺しの本人搜索たづね出し夫の惡名相雪あひそゝぎ申度心懸居がけをり候處私しもと住居麹町に於て懇意に仕つり候忠兵衞と申者頃日このごろ不※ふと私し方へまかこし種々しゆ/″\話しの手續きより忠兵衞申きかくれ候には先年札の辻の人殺しは村井長庵こそあやしけれと口走くちばしり候まゝなほ實情じつじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
索搜たづね密々こつそり呼出よびだし千太郎に小夜衣よりの言傳ことづてくはしく語りおいらんは明てもくれても若旦那の事のみ云れて此頃はないてばつかり居らるゝを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呼留よびとめなされ候やと申に早打ちの侍士莞爾につこと笑ひ御道理ごもつともの御訊問たづね拙者儀は御代替りにつき將軍家の御目代巡見使じゆんけんし松平縫殿頭殿家來牧野小左衞門と申者此度御領内ごりやうない水呑村名主九助一件江戸表へ御差出の御用状持參ぢさん致したり當地重役衆ぢうやくしう御意ぎよいる間所刑しおき者は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わすれもしません、ぼく病氣びやうき學校がくかうやすんでると、先生せんせいたづね
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)