“相濟”のいろいろな読み方と例文
新字:相済
読み方割合
あひす33.3%
あひすみ16.7%
あひすむ16.7%
あひすま16.7%
あひすん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだお茶代ちやだい差上さしあげないのに、相濟あひすまない、きよらかな菓子器くわしきなかは、ほこりのかゝらぬ蒸菓子むしぐわしであつた。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おされ大岡殿喜兵衞勘右衞門と呼ばれ其方ども其時の事を申立よとたづねらるれば兩人かしこまり領主の役人ども檢視けんし相濟あひすみ取片付仰付られしまでの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殘金相濟あひすむまで其方共へ預置あづけおくなり然樣さやう心得よと申渡されしは天晴あつぱれ頓智とんち裁許さいきよにして正直を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ゆるさて申談ずる樣は天一坊樣此度このたび御城代の御面會ごめんくわいも相濟たれば近々江戸表よりの御下知おげぢ次第江府かうふへ御下り有て將軍へ御對顏ごたいがん相濟あひすまば西の御丸へなほられたまふに相違なし依て兩人より金三百兩づつ御用金ごようきん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
九助は見て是で御座りますと申にぞ越前守殿點頭うなづかれ九助おのれあま正直しやうぢきすぎる此上我が金だと云者有ば公儀かみへ訴にて渡せけつし相對あひたいで渡すなハテサテ正直な奴も有ばあるもの御用相濟あひすんだぞ連歸つれかへれと有ければ町役人共九助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)