“帰家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きか42.9%
かへりたき28.6%
かえ14.3%
かえら14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕等は赤彦君のまへにいつはりを言ひ、心に暗愁のわだかまりを持つて柹蔭しいん山房を辞した。旅舎やどに著いて、夕餐ゆふさんを食し、そして一先づ銘々帰家きかすることにめた。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
こゝろ帰家かへりたきにありて風雅ふうがをうしなひ、古跡こせきをもむなしくよぎり、たゞ平々なみ/\たる旅人りよじんとなりて、きゝおよびたる文雅ぶんがの人をも剌問たづねざりしは今に遺憾ゐかんなり。嗟乎あゝとしけんせしをいかんせん。
で、ホッと安心し、顔色を直した十兵衛が、明日は四時よつ立ちで帰家かえると云い、隣室へ引き取って行った後を、長庵胸へ腕を組んだが、さてこれからが大変である。
村井長庵記名の傘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
少しはまぎれて貧家にぬく太陽のあたるごとさびしき中にも貴きわらいの唇に動きしが、さりとては此子このこの愛らしきを見様みようとも仕玉したまわざるか帰家かえられざるつれなさ、子供心にも親は恋しければこそ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)