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帰家
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きか
ふりがな文庫
“
帰家
(
きか
)” の例文
僕等は赤彦君のまへに
偽
(
いつはり
)
を言ひ、心に暗愁の
蟠
(
わだかま
)
りを持つて
柹蔭
(
しいん
)
山房を辞した。
旅舎
(
やど
)
に著いて、
夕餐
(
ゆふさん
)
を食し、そして一先づ銘々
帰家
(
きか
)
することに
極
(
き
)
めた。
島木赤彦臨終記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
私
(
わたくし
)
の
決心
(
けっしん
)
の
飽
(
あく
)
まで
固
(
かた
)
いのを
見
(
み
)
て、
両親
(
りょうしん
)
も
無下
(
むげ
)
に
帰家
(
きか
)
をすすめることもできず、そのまま
空
(
むな
)
しく
引取
(
ひきと
)
って
了
(
しま
)
われました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
かくて彼は再び鉄面を
被
(
かぶ
)
り愛児までを
伴
(
ともな
)
いて帰宅せしに、両親はその心情をも察せずして結局彼が窮困の極
帰家
(
きか
)
せしを喜び、
何
(
なに
)
とかして家に閉じ込め置かん者と思いおりしに、彼の愛児に対する
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“帰家”の意味
《名詞》
帰 家(きか)
家に帰ること。
(出典:Wiktionary)
帰
常用漢字
小2
部首:⼱
10画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“帰”で始まる語句
帰
帰途
帰依
帰宅
帰路
帰趨
帰来
帰洛
帰京
帰省