“かえら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帰家33.3%
帰郷33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少しはまぎれて貧家にぬく太陽のあたるごとさびしき中にも貴きわらいの唇に動きしが、さりとては此子このこの愛らしきを見様みようとも仕玉したまわざるか帰家かえられざるつれなさ、子供心にも親は恋しければこそ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「他のことなら何とでもなるんだが、一家の浮沈に関することなんだから、どうも平田が帰郷かえらないわけに行かないんでね、私も実に困っているんだ」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
天雲の向伏す極みとか、山彦の答えん極みとか、かえらの通う限りとかいう様な、普遍的の語と相対比すべきものとは思われぬ。