“口走”の読み方と例文
読み方割合
くちばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私も驚ろいてくわしく様子を聞いて見ますと、わたくしの逢ったその晩から急に発熱して、いろいろな譫語うわごとを絶間なく口走くちばしるそうで
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おお、これはたしかに、今大問題になっているBB火薬だ! これはたいへんだぞ」と、思わず、口走くちばしった。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
されたのです。実は寝言にお登和さんの事を口走くちばしって隣室の書生さんに聞かれたのが原因で、好意か悪意か親切ごかしにあんなものを買って来てくれて僕を
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)