“とひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トヒ
語句割合
都鄙38.7%
24.2%
21.0%
土肥3.2%
肚皮3.2%
3.2%
徒費1.6%
戸樋1.6%
質問1.6%
1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
節会はすなわち節日の会食で、この日は集まって大いに飲みかつ食べることは、古今都鄙とひを一貫した行事の中心であった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
また、これを大にして都鄙とひの道路橋梁、公共の建築等に、時としては実用のほかに外見を飾るものなきにあらず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
果然くわぜん! 主人しゆじんわたくしとひみなまではせず、ポンと禿頭はげあたまたゝいて
なんだつて、まだおくさんを御貰おもらひなさらないの」と聞いた。代助は此とひにも答へる事が出なかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
エミリアンはそのとひ留金とめがねに片手でつかまり、樋に両足をかけると、そのまゝ、するすると滑りおりました。
エミリアンの旅 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
なんといふ清水しみづながとひとほつて、どん/\ながれてましたらう。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
足柄あしがり土肥とひ河内かふちに出づる湯の世にもたよらに児ろが言はなくに (同・三三六八)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一つはずつと下田寄りの賀茂温泉、一つはいま私の來てゐる土肥とひ温泉です。
「愛酒等間任歳移。読書不復解時宜。検来四百四般病。最是難医我性痴。」一肚皮とひは時宜に合はない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
肚皮とひの憤恨猛火よりもはげしく騰上し来たるを覚えざらしめたり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
七草考なゝくさかう都鳥考みやこどりかうのと人に作らせて、我名わがなにて出版せしゆゑ、知らぬものは真の文雅ぶんがとおもひ、とひよるさへも多ければ
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
はなしたふむつゆのあしたならぶるつばさ胡蝶こてふうらやましく用事ようじにかこつけて折々をり/\とひおとづれに餘所よそながらはなおもてわがものながらゆるされぬ一重垣ひとへがきにしみ/″\とはもの言交いひかはすひまもなく兎角とかくうらめしき月日つきひなり隙行ひまゆこまかたちもあらば手綱たづなむちげていそがさばやとまでおもわたりぬ、されどもてん美人びじんんで美人びじんめぐまずおほくは良配りやうはいざらしむとかいへり、彌生やよひはなかぜかならずさそひ十五夜じふごやつきくもかゝらぬはまことにまれなり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
貴重の光陰こういん徒費とひせんこと、如何いかにしても口惜しく、また妾の将来とても、到底農家に来りてれぬ養蚕機織はたおりのわざを執り得べき身ならねば
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
大寺の戸樋とひを仰ぎぬ秋の雨
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
青邨はいつだつたかの淡窓の答へを思ひ出して、うにも合点がつてんの往かないらしかつた。で、立続たてつゞけに今一つの質問とひを投げ出した。
ひだりかけみきはしり、四面八角しめんはつかく縱横無盡じうわうむじんとひ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)