土肥とひ)” の例文
一つはずつと下田寄りの賀茂温泉、一つはいま私の來てゐる土肥とひ温泉です。此處には沼津から汽船、二時間足らずで來られます。賀茂にはまだ行つて見ません。
足柄あしがり土肥とひ河内かふちに出づる湯の世にもたよらに児ろが言はなくに (同・三三六八)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
沼津から海をわたつて、土肥とひの穴の湯に行くのも大変であつた。
女の温泉 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)