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			知らぬものは真の
文雅の
士とおもひ、
訪よるさへも多ければ、
忽ち
諸国にも
園の名を
馨らせ、
枝葉の
栄え、それのみか、
根堅き
名園を
斯く
遺して
年々の
繁昌、なみ/\の
智恵 
		
		
			花の
下ふむ
露のあした
双ぶる
翅の
胡蝶うらやましく
用事にかこつけて
折々の
訪おとづれに
餘所ながら
見る
花の
面わが
物ながら
許されぬ
一重垣にしみ/″\とは
物言交すひまもなく
兎角うらめしき
月日なり
隙行く
駒に
形もあらば
我れ
手綱を