“たずね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
63.6%
訪問9.1%
質問9.1%
穿鑿4.5%
4.5%
訊問4.5%
4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御手伝申上げているうちにも明日の天候に就て「どうですか」とおたずねがある。県庁の人や記者団からは、明日の御出発時間を問合せて来る。
先ず卯月うづきなかばごろ、池水あおくして緑あざやかなる不忍池畔でのめぐり合いを語り、それがえにしとなって、お互に訪問たずねかわすようになり、どうにもしてこの絶世の美の化身を
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「はて異なお質問たずね——だが、見まするところこの足袋は——。」
父母の生みなして、死ぬれば、そのたま永く幽界かくりよおもむきおるを、人これを祭れば、来たりうくることと、ありのままに心得おりて、あながちにその上を穿鑿たずねでもあるべきものなり
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「このままに打ち過ぎんには、遂に生れもつかぬ跛犬となりて、親のあださへ討ちがたけん。今のあいだによき薬を得て、足をいやさではかなふまじ」ト、その薬をたずねるほどに。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
奈何いかなる事情わけ訊問たずねしに、昨夜廿一二にじゅういちにのこうこう云う当家こなたのお弟子が見えて、翌日あす仏事があるから十五軒前折詰おりづめにして、もって来てくれとあつらえられましたと話され、家内中顔を見合せて驚き
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
「これはこれは片里どの、折よいおたずねをうけて、わしも大変うれしいのじゃ。この程久しくうちたえておったので、こなたからお訪ねしようとしていた折柄——まず、それへ」
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)