“折詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おりづめ88.9%
おり11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
媒妁夫婦は一同に礼して、寿じゅの字の風呂敷に包んだ引き物の鰹節籠かつぶしかごを二つ折詰おりづめを二つもらって、車で送られてお茶の水停車場に往った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
戦争が済んでからの半年ばかりは、いろんな凱旋を祝するもよおしがあった。私は父にれられて瓶詰びんづめの酒や、折詰おりづめを貰ってかえることがよくあった。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
「うむ、参ろう。酒や折詰おりのしたくをしておけ」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)