“じんもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
訊問92.1%
尋問7.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに対して署長は苦笑にがわらいをしながら、イヤどうも万事あの調子なので、訊問じんもん手古てこずったがと前置きして、次のように説明した。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
不審訊問じんもんを避けるためにキチンとした身装みなりをしていなければならなかったが、しかし今のような場所で、八時というような時間に
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
ねがひ奉つると申立れば越前守殿傳吉を見られ只今憑司が申所まをすところにては其はう人殺ひとごろしに相違さうゐなく又無體むたいに叔母と女房にようばうを追出したる由なるが如何いかにやと尋問じんもんさるゝに傳吉は憑司を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それは、この地下室のいちばんおくにかくれている、一寸法師の医学者の尋問じんもんだ。まったくおなじ人間を、いくらでもつくりだす、あの医学者の秘密を、あきらかにしなければならない。
超人ニコラ (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)