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たづね
ふりがな文庫
“
尋
(
たづね
)” の例文
おもふに、
人
(
ひと
)
散
(
ちれ
)
ば
演場
(
しばゐ
)
の
蕭然
(
さみしくなる
)
を
厭
(
いと
)
ふゆゑなるべし。いづくにか
出
(
いづる
)
所あらんと
尋
(
たづね
)
しに、此寺の四方
垣
(
かき
)
をめぐらして出べきの
隙
(
ひま
)
なし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
不忍池
(
しのばずのいけ
)
は
今日
(
こんにち
)
市中に残された池の
中
(
うち
)
の最後のものである。江戸の名所に数へられた
鏡
(
かゞみ
)
ヶ
池
(
いけ
)
や
姥
(
うば
)
ヶ
池
(
いけ
)
は
今更
(
いまさら
)
尋
(
たづね
)
る
由
(
よし
)
もない。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
名
(
めい
)
奉行と宣ひしは抑も誰にて候やとの御
尋
(
たづね
)
なり是は先年松平左近將監殿へ御意に大岡越前は
名奉行
(
めいぶぎやう
)
なりと仰せられし事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
唯今肥後邸ニ横井を
尋
(
たづね
)
候所、夜前申合候通、伏
水
(
見
)
ニ
相待
(
あひまつ
)
と申て、今日八ツ時頃、出足ニて候よし。
手紙:011 文久三年七月八日か 村田巳三郎あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
山崎と云ふ女は前の女に
斯
(
かう
)
尋
(
たづね
)
て居る。
御門主
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
おもふに、
人
(
ひと
)
散
(
ちれ
)
ば
演場
(
しばゐ
)
の
蕭然
(
さみしくなる
)
を
厭
(
いと
)
ふゆゑなるべし。いづくにか
出
(
いづる
)
所あらんと
尋
(
たづね
)
しに、此寺の四方
垣
(
かき
)
をめぐらして出べきの
隙
(
ひま
)
なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
見廻せば一
同
(
どう
)
平伏
(
へいふく
)
ある時に伊豆守殿は伊賀亮に
向
(
むか
)
はれ申さるゝ樣天一坊殿
御出生
(
ごしゆつしやう
)
の
地
(
ち
)
并
(
ならび
)
に御成長の所は何の地なるやと
尋
(
たづね
)
らるゝに此時常樂院は
懷中
(
くわいちう
)
より
書付
(
かきつけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
されども
人毎
(
ひとごと
)
に
業用
(
げふよう
)
にさゝへて時を
失
(
うしな
)
ふか、又は一夜の大雪にかの
水源
(
すゐげん
)
を
塞
(
ふさ
)
ぐ時は、水
溢
(
あぶれ
)
て
低
(
ひくき
)
所を
尋
(
たづね
)
て
流
(
なが
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
是へ呼べしとの事に
早速
(
さつそく
)
人を
走
(
はし
)
らせ清兵衞を
呼寄
(
よびよせ
)
ける三五郎清兵衞に向ひ其
方
(
はう
)
醫道
(
いだう
)
は
確
(
しか
)
と心得ありやと
尋
(
たづね
)
けるに少しは心得
罷居
(
まかりをり
)
候と云に又
押返
(
おしかへ
)
して確と
醫道
(
いだう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
こは
心得
(
こゝろえ
)
ぬ事也とて心あたりの処こゝかしこへ人を
走
(
はし
)
らせて
尋
(
たづね
)
させけるにその
在家
(
ありか
)
さらにしれず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此石の落たるを此
田代村
(
たしろむら
)
の
者
(
もの
)
さま/″\の物に用ふ、
片石
(
へんせき
)
にても他所に用ふれば
祟
(
たゝり
)
ありし事度々なりとぞ。
余
(
よ
)
文政三年辰七月二日此七ツ釜の
奇景
(
きけい
)
を
尋
(
たづね
)
て
目撃
(
もくげき
)
したるを記す。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(以上北越奇談の説)
偖
(
さて
)
茲
(
こゝ
)
に
夜光珠
(
やくわうのたま
)
の
実事
(
じつじ
)
あり。
我
(
われ
)
文政二年卯の春
下
(
しも
)
越後を
歴遊
(
れきいう
)
せしをり、三嶋郡に入り
伊弥彦
(
やひこ
)
明神を
拝
(
をがみ
)
、
旧知識
(
きうちき
)
なれば高橋
光則翁
(
みつのりをう
)
を
尋
(
たづね
)
しに、翁大によろこびて
一宿
(
いつしゆく
)
を
許
(
ゆる
)
しぬ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“尋”の解説
尋(ひろ)は、古代の中国や日本で使われた長さの単位。両手を左右に広げたときの幅を基準とする身体尺である。
建築や造船、漁業など(水深の測定、網の製造や綱の製作)の分野で用いられた。「尋」は単位事典や国語辞典で五尺ないし六尺と説明されるなど曖昧さがあるが、この点については使用する分野によって長さが異なるとの指摘がある(後述)。
(出典:Wikipedia)
尋
常用漢字
中学
部首:⼨
12画
“尋”を含む語句
尋常
尋問
御尋
尋人
千尋
尋常事
追尋
三十尋
二十尋
八尋殿
尋常人
尋者
八尋
何百尋
刀尋段々壊
百尋
尋廻
御尋問
訊尋
相尋
...