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『御門主』
ふりがな文庫
『
御門主
(
ごもんしゅ
)
』
先刻まで改札の柵の傍に置いてあつた写真器は裏側の出札口の前に移されて、フロツクコートの男が相変らず黒い切を被いだり、レンズを覗いたりして居る。その傍に中年老年の僧侶が法衣の上から種々の美しい袈裟を掛けて三十五六人立つて居る。羽織袴の服装の紳 …
著者
与謝野晶子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
尋
(
たづね
)
心持
(
こヽろもち
)
穿
(
はい
)
立
(
だち
)
仰
(
おつ
)
斯
(
かう
)
泊
(
どま
)
持
(
もつ
)
質素
(
しそ
)
被
(
かつ
)
法衣
(
はふえ
)
立
(
たつ
)
桃割
(
もヽわれ
)
服装
(
いでたち
)
殖
(
ふゑ
)
後
(
おく
)
割
(
われ
)
切
(
きれ
)
赤
(
あから
)
伴
(
つれ
)
種々
(
さまざま
)
銜
(
くは
)
花車
(
きやしや
)
小
(
ち
)
辺
(
あた
)
平生
(
ふだん
)
今日
(
けふ
)
後
(
うしろ
)
起
(
おこ
)
丁度
(
ちやうど
)
落
(
おと
)
点頭
(
うなづ
)
燐寸
(
マツチ
)
痩
(
やせ
)
筋違
(
すぢかひ
)
恐
(
こわ
)
彼方
(
あちら
)
一寸
(
ちよつと
)
屈
(
かゞ
)
下髪
(
さげがみ
)
入
(
はい
)
割
(
わ
)
勝
(
すぐ
)
先刻
(
さつき
)
伴
(
つ
)
兵児
(
へこ
)
行
(
ゆ
)
袂
(
たもと
)
袴
(
はかま
)
覗
(
のぞ
)
何処
(
どこ
)
緞子
(
どんす
)
足早
(
あしばや
)
身体
(
からだ
)
間
(
ま
)
駅夫
(
えきふ
)
黒子
(
ほくろ
)
判
(
わか
)
脊
(
せ
)
根掛
(
ねがけ
)
納戸
(
なんど
)
勝間
(
かつま
)
口早
(
くちばや
)
口許
(
くちもと
)
真実
(
ほんとう
)
目鏡
(
めがね
)
好
(
い
)
珈琲
(
コーヒー
)
父様
(
とうさま
)
当
(
あて
)
沢山
(
たくさん
)
旅客
(
りよかく
)
某
(
なにがし
)