“下髪”のいろいろな読み方と例文
旧字:下髮
読み方割合
さげ45.5%
さげがみ40.9%
おさげ9.1%
さげお4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女としての感情がここへ来るにはアサが単にお下髪さげの使い屋から苦労してたたき込んだ腕をもっているというだけが理由ではない生活感情
滝太郎は左右をみまわし、今度ははばからず、袂から出して、たなそこに据えたのは、薔薇ばらかおり蝦茶えびちゃのリボン、勇美子が下髪さげがみを留めていたその飾である。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二人の小妹いもうとは、裾短かな海老茶の袴、下髪おさげに同じ朱鷺色ときいろのリボンを結んで、訳もない事に笑ひ興じて、追ひつ追はれつする。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
下髪さげおの短いタレイラン式の仮髪かつらに、シュヴェツィンゲン風を模した宮廷楽師カペルマイスターの衣裳。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)