“さげお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下緒96.3%
下髪3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刀をとりに行ったものであろう左手に長い刀を下緒さげおといっしょに引っつかんで、その面相羅刹らせつのごとく、どうも事態じたいがおだやかでない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
糸屋でこそあれ辻屋は土地の旧家で身代もなかなかしっかりしたもの、普通の糸屋とちがって、よろいおどしの糸、下緒さげおなど専門にして老舗しにせであった。
下髪さげおの短いタレイラン式の仮髪かつらに、シュヴェツィンゲン風を模した宮廷楽師カペルマイスターの衣裳。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)