麓のほうをのぞみながら、お十夜と一角が、口のうちで強くうなずくと、気早に、下緒を解いて、袖を引っからげた原士の面々も
“下緒”の解説
下緒(さげお)とは、日本刀の鞘に装着して用いる紐のことである。
「太刀拵」と呼ばれる形式の刀装に付けられるものは「太刀緒(たちお)」もしくは「佩緒(はきお)」と呼び区別する。短刀用のもので端を何房かに分岐させたものは、特に「蛸足下緒(たこ(の)あしさげお)」と呼ばれた。
なお、「刀緒」と表記・表現されていることがあるが、刀緒と書く場合は“とうちょ”と読み、明治以降の軍刀に用いられる軍装品のことであり、下緒を指すものとして「刀緒」と表記・表現することは誤用であるので注意を要する。
軍刀#大日本帝国陸海軍の軍刀#剣緒・刀緒
(出典:Wikipedia)
「太刀拵」と呼ばれる形式の刀装に付けられるものは「太刀緒(たちお)」もしくは「佩緒(はきお)」と呼び区別する。短刀用のもので端を何房かに分岐させたものは、特に「蛸足下緒(たこ(の)あしさげお)」と呼ばれた。
軍刀#大日本帝国陸海軍の軍刀#剣緒・刀緒
(出典:Wikipedia)