“事態”の読み方と例文
読み方割合
じたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刀をとりに行ったものであろう左手に長い刀を下緒さげおといっしょに引っつかんで、その面相羅刹らせつのごとく、どうも事態じたいがおだやかでない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
自分じぶん收入以上しうにふいじやうくらしをして、むをぬから借金しやくきんつゞけてると事態じたいであるからして、左樣さやう状態じやうたいくににはかねさぬとふのが英米えいべい立前たてまへである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
彼はようやく生駒いこまたきの前に今ついたのであった。彼にはまだこの場の事態じたいがのみこめていなかった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)