“じたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
事態23.7%
地体23.7%
辞退21.1%
辭退13.2%
字体5.3%
自体5.3%
自體2.6%
事体2.6%
自躰2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分じぶん收入以上しうにふいじやうくらしをして、むをぬから借金しやくきんつゞけてると事態じたいであるからして、左樣さやう状態じやうたいくににはかねさぬとふのが英米えいべい立前たてまへである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
しかし遼東りょうとうの風に吹かれ、奉天の雨に打たれ、沙河しゃかの日にり付けられれば大抵なものは黒くなる。地体じたい黒いものはなお黒くなる。ひげもその通りである。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
天皇は、もとからある不治のご病気がおありになりましたので、このからだでは位にのぼることはできないとおっしゃって、はじめにはかたくご辞退じたいになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
辭退じたいをしてそのせきかほ不面目丈ふめんもくだけやつまぬかれたやうなものゝ、そのばん主人しゆじんなにかの機會はずみについ自分じぶん二人ふたりらさないとはかぎらなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
嵯峨天皇風さがてんのうふう字体じたいで「白鳥霊社しらとりれいしゃ」とってある四角な古い欅板けやきいただった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その自体じたい中毒ちゅうどくで脳を刺撃するから人の神経が過敏症の病的となって不平怨嗟えんさ嫉妬しっと愚痴ぐちそんな事ばかり言って日を送る有様だ。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
自體じたい周三が、此のき始めた時の意氣込いきごみと謂ツたら、それはすばらしいいきほひで、何でもすツかり在來ざいらいの藝術を放擲うつちやツて、あたらしい藝術に入るのだと誇稱こしようして
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ところで周三が家庭に於ける立場である。自體じたい彼は子爵ししやく勝見家かつみけに生まれたのでは無い。成程ちゝ子爵ししやくは、彼のちちには違ないが、はは夫人ふじんは違ツたなかだ。彼は父子爵のめかけの]はらに出來た子で、所謂庶子しよしである。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ところが、事体じたいは意外に重大で、浮浪人の後ろには、容易ならぬ巨根おおねが張っている、その根を断つにあらざれば葉は枯れない。どうです南条君、その巨根をひとつ掘り返してみたいものだが、手を
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
俊男は今年ことし三十になる。ぼう私立大學しりつだいがく倫理りんり擔任たんにんしてゐるが、講義の眞面目まじめで親切であるわりに生徒のうけくない。自躰じたい心におもりがくツついてゐるか、ことばにしろ態度にしろ、いやに沈むでハキ/\せぬ。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)