“じてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳底45.5%
字体18.2%
自貞18.2%
寺庭9.1%
自邸9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく第三の三浦糸子射殺事件が更に大々的活字で報道されるのかと思うと、警部の耳底じていに、新聞社の輪転機の轟々ごうごうたる響がにわかに聞こえてくるようだった。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
清人せいひと顧炎武こえんぶ亭林遺書中ていりんゐしよちゆうる〔金石文字記あるひは〔碑文摘奇ひぶんてきき(藤花亭十種之一)あるひは楊霖竹菴やうりんちくあんが〔古今釈疑しやくぎ中の字体じていなど通巻つうくわんへん捜索さうさくしたれどもきやうの字なし。
とふらふこそ誠の安樂あんらく成んとて幡隨院ばんずゐゐんの弟子となり剃髮ていはつ染衣ぜんいに状を變名を自貞じていと改め淺草あさくさ今戸にいほりを結び再法庵さいほふあんと號し母諸共におこなひ濟し安く浮世をすごせしとかやいほりの壁に種々いろ/\和歌わかありけるが其中に
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
葬列がすつかり寺庭じていに着くと、かたの如く読経どきやうがあつた。そして私は母と一緒に焼香した。それから長い長い悼詞たうじが幾人もの人によつて読まれた。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
『懸賞金一百万円。木戸博士を無事に自邸じていへ返したものに送る!』
キド効果 (新字新仮名) / 海野十三(著)