“ぢたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
地体100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「洗濯屋してゐたんですよ。御得意も随分あつたんですよ。だけど、戦争でだん/\暇になりますし、それに地体ぢたいお酒がよくなかつたしするもんで……。」
にぎり飯 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
するとね、夜目よめ判然はつきりとはらなんだが地体ぢたいなんでも洞穴ほらあながあるとえる。ひら/\と、此方こちらからもひら/\と、ものゝとりほどはあらうといふ大蝙蝠おほかはほりさへぎつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
地体ぢたいなみのものならば、嬢様ぢやうさまさはつてみづ振舞ふるまはれて、いままで人間にんげんやうはずはない。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)