“大蝙蝠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおこうもり63.6%
おほかはほり18.2%
おほかうもり9.1%
オリック9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陽が西の海に入って、麺麭パンの大樹のこずえ大蝙蝠おおこうもりが飛び廻る頃になって、ようやく此の男は、犬猫にあてがわれるようなクカオ芋の尻尾と魚のあらとにありつく。
南島譚:01 幸福 (新字新仮名) / 中島敦(著)
まことやその時は学匠の姿も、折から沈まうず月を背負うて、さながら怪しげな大蝙蝠おほかはほりが、黒雲の翼を一文字に飛行ひぎやうする如く見えたと申す。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
小神祠ウロガン舟型霊代カエップ大蝙蝠オリック猥褻わいせつなディルンガイ像などの模型を。模型ばかりでなく、時に本物ほんものを何処からか持って来ることもあった。って来たのか? と聞いても黙ってニヤニヤしている。
南島譚:03 雞 (新字新仮名) / 中島敦(著)