“小妹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いもうと25.0%
わたくし25.0%
しょうまい25.0%
せうまい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その土産らしい西洋菓子の函を開き、茶をいで、静子も其処に坐つた。母屋の方では、キヤツ/\と小妹いもうと共の騒ぐのが聞える。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
小妹わたくし何故なぜこんな世の中に生きているのか解らないのよ』と少女むすめがさもさもたよりなさそうに言いました、僕にはこれが大哲学者の厭世論えんせいろんにもまさって真実らしく聞えたが
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
次に、なお幼少な小妹しょうまいや弟たちを、みな近く招きよせて
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今は茨城県第○中学の助教諭、両親と小妹せうまいとをば、昨年の暮任地に呼び寄せて、余裕もない代り、別に窮迫もせぬ家庭を作つた。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)