“追尋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つゐじん60.0%
ついじん40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは凹巷の詩に就いて、二人の鞋痕あいこんを印した道を追尋つゐじんすることとする。詩にはかう云つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
けれども、父はその蓄音機は窮理の学に本づくものだといふことなどは追尋つゐじんしようともしなかつた。スペクトラを退治した写象なども無論意識のうへにのぼつて来なかつたのである。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
そんな平凡な思想が、言葉がどうしてあのような不可思議な影像を生み出したかと追尋ついじんしてみる。奥が知れぬほど深い。今更のように、せつないものが胸に迫ってくるのである。
郢人那得苦追尋 郢人えいひとなんしきり追尋ついじんするを得ん(『景徳伝燈録』巻七大梅法常章)
僧堂教育論 (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)