“召状”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めしじょう75.0%
めしじやう12.5%
めしぢやう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでこの召状めしじょうに、廷臣のおん名と花押がいただけますれば、書状を受ける道誉の方でも、いちばい合力に力をそそいでまいろうかと思われまする
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
以てつかはさる大岡忠右衞門には御奉書到來たうらい熟々つら/\かんがふるに先年徳太郎君まだ紀州表に御入のせつ阿漕あこぎうらにて召捕めしとり吟味ぎんみせし事あり此度はからずも將軍にならせられたれば此度の召状めしじやう必定ひつぢやう返報へんぱう御咎おんとがめにて切腹せつぷくでも仰付らるゝか又は知行ちぎやう御取上おんとりあげかさらずば御役御免おやくごめんなるべしと覺悟かくごし用意も匇々そこ/\途中とちう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
蘭軒の動向覚書に拠るに、其嫡子榛軒は此年文政五年十月二十九日に阿部侯正精の召状めしぢやうを受けた。そして翌十一月ついたちに医官成田玄琳げんりんに率ゐられて登庁した筈である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)