“御役榑”の読み方と例文
読み方割合
おやくくれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶長けいちょう年代のころには定見取米を御物成おものなりといい、木租を御役榑おやくくれという。名はどうあろうとも、その実は同じだ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
第一期は享保以前で、山地には御役榑おやくくれすなわち木租を納めさえすればその余は自由に伐木売買を許された時代、人民が山木と共にあった時代である。第二期は享保以後から明治維新に至るまで。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)