“おゆる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御赦50.0%
御免20.0%
奥許10.0%
御寛10.0%
御許10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ええ、どうぞ貴女あなた様、大目に御覧下さりますよう、また少々拝見の処も、あいなりますることでございましたら、御赦おゆるしのほどを、あらためてお願い申しまする。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これまでの懈怠と失礼とを、どうか御免おゆるし下さいますようお願い致します
蠅のはなし (新字新仮名) / 小泉八雲(著)
長唄のほかにお琴も山田流の先生のところに通い、これはずっと後、女学校時代のことですが、奥許おゆるしを頂きました。
お蝶夫人 (新字新仮名) / 三浦環(著)
頼むと言に八五郎はまことめづらしき大酒なりと思ひ先々まづ/\御寛おゆるりと上られよと言つゝコレ/\と彌助を呼び先生樣にもう一升おかんをつけて上よシテまた徐々そろ/\御膳ごぜんのお支度をと云ければ彌助はかしこまり候と又一升を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御許おゆるくだされなば有難しと餘儀よぎなげに頼むに夫はよき思付おもひつきなり明日より左樣さやういたし心任こゝろまかせに父の在所ありかを尋ぬべしとて翌日より餠を背負せおはせて出せしに元より發明はつめいうまれなれば屋敷方やしきがたへ到りても人氣じんき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)