“おんゆる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御免44.4%
御許22.2%
御容22.2%
御赦11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御免おんゆる被下度くだされたく、御免し被下度くだされたく、御免し被下度候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
察する所今度の学校停止に不満を抱き、この機を幸いに遊学を試みんとには非ずや、父上の御許おんゆるしこそなけれ母は御身おんみを片田舎の埋木うもれぎとなすを惜しむ者、如何で折角せっかくの志をはばむべき
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
これのみは御憎悪おんにくしみの中にもすこし不愍ふびん思召おぼしめし被下度くだされたく、かやうにしたた候内さふらふうちにも、涙こぼれ候て致方無いたしかたなく、覚えず麁相そそういたし候て、かやうに紙をよごし申候。御容おんゆる被下度候くだされたくさふらふ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
不孝の悲しみは胸一つには堪へざれども、御詫おんわび申さんにことばもなし、只〻御赦おんゆるしを乞ふ計りに候
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)