“おんゆるし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御許60.0%
御許容20.0%
御赦20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重役方へ願ひしがはや評議ひやうぎ一決の由にて聞屆きゝとゞけられず由々敷ゆゝしき御大事ゆゑ君への御奉公再吟味の儀御許おんゆるし下され候樣に直願ぢきぐわんつかまつり度何卒此段御取次下されたしと思ひ込で申ける高木伊勢守も打聞うちきいいたく驚きしが先刻せんこくの口上もあれば迷惑めいわくに思はれたり其故は越前守の願ひ言上に及べば御發明の將軍家しやうぐんけ御許おんゆるしあるべしすれば伊豆守殿には
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されど妾は答えざりき、そは母上より父上に語り給わば到底御許容おんゆるしなきを知ればなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
嬉くも御赦おんゆるしを得、御心解けて、唯二人熱海に遊び、昔の浜辺に昔の月をながめ、昔のかなしき御物語を致し候はば、其の心の内は如何に御座候やらん思ふさへ胸轟むねとどろき、書く手も震ひ申候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)