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御赦
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おゆる
ふりがな文庫
“
御赦
(
おゆる
)” の例文
どうか、どうか私を
御赦
(
おゆる
)
し下さい。照子は勿体ない御姉様の犠牲の前に、何と申し上げて好いかもわからずに居ります。
秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ええ、どうぞ
貴女
(
あなた
)
様、大目に御覧下さりますよう、また少々拝見の処も、あいなりますることでございましたら、
御赦
(
おゆる
)
しのほどを、あらためてお願い申しまする。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
必ず一点の
汚涜
(
をどく
)
もありません——貴方の為めに
禍
(
わざはひ
)
の種となるのです、——篠田さん、我が
夫
(
つま
)
、何卒
御赦
(
おゆる
)
し下ださいまし、貴方の博大の御心には泣いて居るのです、私は
既
(
も
)
う決心致しました
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「なおまた故人の所持したる書籍は遺骸と共に焼き棄て候えども、万一貴下より
御貸与
(
ごたいよ
)
の書籍もその
中
(
うち
)
にまじり居り候
節
(
せつ
)
は
不悪
(
あしからず
)
御赦
(
おゆる
)
し下され
度
(
たく
)
候
(
そうろう
)
。」
彼
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
何
(
なん
)
だかとりとめもない事ばかり書きましたが、どうか
悪
(
あ
)
しからず
御赦
(
おゆる
)
し下さい。僕はこの手紙を書いて
了
(
しま
)
ふと、僕の家に充満した焼け出されの
親戚
(
しんせき
)
故旧
(
こきう
)
と玄米の
夕飯
(
ゆふめし
)
を食ふのです。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
赦
常用漢字
中学
部首:⾚
11画
“御赦”で始まる語句
御赦免