“飯蛸”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いいだこ80.0%
いひだこ20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほかの者のぜんには酢味噌すみそ飯蛸いいだこ海鼠なまこなどがつけられていて、大きな飯櫃めしびつの山がみるみるくずされていた。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
むくりと砂を吹く、飯蛸いいだこからびた天窓あたまほどなのを掻くと、砂をかぶって、ふらふらと足のようなものがついて取れる。頭をたたいて、
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すべては、小ぢんまりとしていたが、季節の飯蛸いいだこのように、充実している。階段を上るとき電話が引かれているのも見逃さなかった。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
身を切って客に抱かせもしないであろうが、飯蛸いいだこなぞもそうである……栄螺さざえ黄螺ばい、生の馬刀貝まてがいなどというと、張出した軒並を引込ひっこんで
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不漁つづきで、海鼠なまこ飯蛸いいだこなどの名産もあまり口へ入らないし、落着いて勉強もできないし、ことに家族の中に交っていると、きゅうに歳を取ったような気持になるのが厭だった。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
外の者の膳には酸味噌の飯蛸いひだこ海鼠なまこなどが付けられてゐて、大きな飯櫃めしびつの飯の山が見る/\崩されてゐた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
不漁つゞきで、海鼠なまこ飯蛸いひだこなどの名産もあまり口に入らないし、落着いて勉強も出來ないし、殊に家族の中に交つてゐると、急に歳を取つたやうな氣持になるのが厭だつた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
よく見ると、飯蛸いひだこだ。
樹木とその葉:03 島三題 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)