“藪蕎麦”の読み方と例文
旧字:藪蕎麥
読み方割合
やぶそば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名代なだい藪蕎麦やぶそば向畊亭こうこうていはもう跡方もなくなったので、二人は茗荷屋へ午飯を食いにはいった。松吉は酒をのむので、半七も一、二杯附き合った。
半七捕物帳:08 帯取りの池 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
藪蕎麦やぶそばが、天神さんの中にあること、シュークリームが、近くにある事だけを発見して戻ってきた事がある。
大阪を歩く (新字新仮名) / 直木三十五(著)
大道で話をするのが可訝おかしければ、その辺の西洋料理へ、と云っても構わず、鳥居の中には藪蕎麦やぶそばもある。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)