“可訝”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おかし47.6%
おか33.3%
けげん9.5%
いぶかし4.8%
をか4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“可訝”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
また気のせいで、どうやら、こう、すやすやと花が夜露を吸う寝息が聞える。可訝おかしく、天鵞絨びろうどの襟もふっくり高い。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大道で話をするのが可訝おかしければ、その辺の西洋料理へ、と云っても構わず、鳥居の中には藪蕎麦やぶそばもある。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——ここが可訝おかしい——足の白い、綺麗きれいつまをしっとりと、水とすれすれに内端うちわ掻込かいこんで、一人美人がたたず
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——しかし可訝おかしい、いや可訝しくはない、けれども妙だ、——あの時、そうだ、久しぶりに逢って、その逢ったのが、その晩ぎり……またわかれになった。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あなたはですから本当にそう可訝けげんそうになさらないでよいのです。
「まあ珍らしい、お酒を召しあがる?」と、おしおは可訝けげんそうに相手の顔を見返したが、「でも、ゆっくりしていいとおっしゃるのはうれしい。わたしもじつはこの間から聞いていただきたいと思っていることもある。では、すぐに行ってさんじましょ」と、いそいそとして出て行った。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
あるじは貫一が全濡づぶぬれの姿よりも、更に可訝いぶかしきその気色けしきに目留めて、問はでも椿事ちんじの有りしを疑はざりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
出嫌ひな母にしては変でもあるし、身体の弱つて来たことを考へれば可訝をかしいと云ふ気がした。
鳥羽家の子供 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)