“蕎麦殻”の読み方と例文
読み方割合
そばがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枕は蕎麦殻そばがらをつめ込んだ、小さな坐布団みたいなものに、薄い日本紙をかぶせ、軽い木箱に結びつけたもの。洗面等は戸外でやる。
野に満ち満ちている両軍の精兵は、まるで蕎麦殻そばがらをきれいに置いて、大地に陣形図を描いたように見える。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのころ、与一は木綿もめんの掛蒲団一枚と熟柿じゅくしのような、蕎麦殻そばがらのはいった枕を一ツ持っていた。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)