“門並”のいろいろな読み方と例文
旧字:門竝
読み方割合
かどなみ73.5%
かどな23.5%
のきなみ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薯蕷じねんじやう九州きうしゆう山奥やまおくいたるまで石版画せきばんゑ赤本あかほんざるのなしとはなうごめかして文学ぶんがく功徳くどく無量広大むりやうくわうだいなるを当世男たうせいをとこほとんど門並かどなみなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
細い釘店くぎだなの往来は場所がらだけに門並かどなみきれいに掃除されて、打ち水をした上を、気のきいた風体ふうていの男女が忙しそうにしていた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
道頓堀の五やぐら門並のきなみのぞいて、大家たいけのお嬢様に納まりながら、昨日は富十郎芝居の役者や男衆が七、八人も取巻とりまきで、島の内の菖蒲茶屋あやめぢゃや、あそこで存分に遊び飽きておりましたのさ
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)