門並のきなみ)” の例文
旧字:門竝
道頓堀の五やぐら門並のきなみのぞいて、大家たいけのお嬢様に納まりながら、昨日は富十郎芝居の役者や男衆が七、八人も取巻とりまきで、島の内の菖蒲茶屋あやめぢゃや、あそこで存分に遊び飽きておりましたのさ
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)