“湯泉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
60.0%
いでゆ20.0%
ゆぜん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「僕が待ち伏せをしていたとでも思ってるんですか、冗談じょうだんじゃない。いくら僕の鼻が万能まんのうだって、あなたの湯泉に入る時間まで分りゃしませんよ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「それはねえお姉さま、お城でもう五日すると重陽ちょうようの御祝儀がございましょう、それが済んだらわたくしたち三人で、栃尾とちのお湯泉いでゆへ保養にゆきたいと思いますの、そのおさそいにあがったのですけれど」
日本婦道記:風鈴 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「南無八幡大菩薩、我が生国の日光権現、宇都宮那須湯泉ゆぜん大明神、願わくは、あの扇の真中を射させ給え。もし射損ずることあらば、生きて再び故郷に帰る事もできませぬ。何卒お力を与え給え」