“小姉”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ちひねえ	33.3%
ちいあね	33.3%
ちいねえ	33.3%

ちひねえ

と、徳（とく）は孤（こ）ならず、ちよろつかな包（つゝ）み加減（かげん）。拔（ぬ）いた串（くし）に皮（かは）が開（あ）いて、小姉（ちひねえ）の手（て）の上（うへ）に飜（ひるがへ）つたのを、風呂敷（ふろしき）ごと引奪（ひつたく）るやうに取（と）つて、奴（やつこ）は屋臺（やたい）で、爲直（しなほ）しながら

松の葉 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

ちいあね

「埓もない話ですが、あす祝言する小姉（ちいあね）のお米はなんだかほんとうの姉でないような気がしてなりません。なんとなく他人のような気がして情が移りませんのです」

顎十郎捕物帳：20 金鳳釵 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

ちいねえ

「これまでのご恩がえしに、小姉（ちいねえ）さまとわたくしとでご招待よ」

日本婦道記：風鈴 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)

小	常用漢字 小１ 部首:⼩ 3画
姉	常用漢字 小２ 部首:⼥ 8画