“姉小路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あねこうじ40.0%
あねのこうじ40.0%
あねがこうじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五百は姉小路あねこうじという奥女中の部屋子へやこであったという。姉小路というからには、上臈じょうろうであっただろう。しからば長局ながつぼねの南一のかわに、五百はいたはずである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
かくして、改良派に供奉された勅使におくれることわずか五カ月で、藩士団に供奉された三条、姉小路あねのこうじ勅使一行が、攘夷公布を正面から求めて江戸に下った。
尊攘戦略史 (新字新仮名) / 服部之総(著)
多くの公卿たちの中でも聡敏そうびんの資性をもって知られた伝奏姉小路あねがこうじ少将(公知きんとも)が攘夷のにわかに行なわれがたいのを思って密奏したとの疑いから、攘夷派の人たちから変節者として目ざされ
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)