“万里小路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
までのこうじ88.9%
までのこうぢ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あねぎみが、ここでご思案などとは、おそいくらいですよ。万里小路までのこうじどのですら、心痛の余り、主上へご諫言したといわれているのに」
伝うる所によれば、諸国から恩賞を請うて入洛し、万里小路までのこうじ坊門の恩賞局に殺到する武士の数は、引きも切らなかったと言う。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
法皇(後深草)のおそばにおはしましつるを、なかいん(後宇多)、いかなるたよりにか、いと忍びがたくおぼされければ、とかくたばかりて、盗み奉らせ給ひて、冷泉ノ万里小路までのこうぢ殿におはします。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)