“鈔出”の読み方と例文
読み方割合
しょうしゅつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで保はベンサムの憲法論について、普通選挙を可とする章句を鈔出しょうしゅつし、「外山先生は盲目蛇におじざるものだ」という鸚鵡返おうむがえしの報復をした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
わたくしは脩の句稿を左に鈔出しょうしゅつする。類句を避けて精選するが如きは、その道にもっぱらならざるわたくしのくする所ではない。読者の指擿してきを得ばさいわいであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)