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指擿
ふりがな文庫
“指擿”の読み方と例文
読み方
割合
してき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
してき
(逆引き)
わたくしは脩の句稿を左に
鈔出
(
しょうしゅつ
)
する。類句を避けて精選するが如きは、その道に
専
(
もっぱら
)
ならざるわたくしの
能
(
よ
)
くする所ではない。読者の
指擿
(
してき
)
を得ば
幸
(
さいわい
)
であろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
唖々子は弱冠の頃
式亭三馬
(
しきていさんば
)
の作と
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)
の文とを愛読し、他日二家にも劣らざる諷刺家たらんことを期していた人で、他人の文を見てその病弊を
指擿
(
してき
)
するには
頗
(
すこぶ
)
る
妙
(
みょう
)
を得ていた。
十日の菊
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
しかし君の書いたドイツ文には漢学者の謂う和習がある。ドイツ人ならばそうは云わぬと、私が
指擿
(
してき
)
する。
二人の友
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
指擿(してき)の例文をもっと
(3作品)
見る
指
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
擿
部首:⼿
18画
“指”で始まる語句
指
指環
指図
指揮
指輪
指頭
指貫
指示
指金
指物師
“指擿”のふりがなが多い著者
森鴎外
永井荷風