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鈔
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しょう
ふりがな文庫
“
鈔
(
しょう
)” の例文
『馬琴日記
鈔
(
しょう
)
』の
跋文
(
ばつぶん
)
にも、馬琴に向って、君の真価は動かない、君の永遠なる生命は依然としている、としています。つまり
贔屓
(
ひいき
)
なのでしょう。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
前日記したる
御籤
(
みくじ
)
の文句につき或人より『三世相』の中にある「
元三大師
(
がんざんだいし
)
御鬮
(
みくじ
)
鈔
(
しょう
)
」の解なりとて全文を写して送られたり。その中に
佳人水上行
(
かじんすいじょうにゆく
)
を解して
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
良人の写した方の題簽には「
鈔
(
しょう
)
」という字が付いている、たぶん原本からなにか
鈔録
(
しょうろく
)
しているのであろう、写し終えて綴じたものがもう六冊あまりもある筈だ。
日本婦道記:風鈴
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
而
(
しこう
)
してその
無聊
(
ぶりょう
)
に堪えざるや、書を獄外に飛して同志を鼓舞し、あるいは金を父兄に募りて、獄中の仲間を
饗応
(
きょうおう
)
し、あるいは書を
鈔
(
しょう
)
し、あるいは文を草し、あるいは
詩歌
(
しいか
)
を詠じ
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
唯識論
(
ゆいしきろん
)
とか、百法問答
鈔
(
しょう
)
とかいう難解なものすら、十二歳のころに上げてしまったし、十五歳の時には、
明禅法印
(
めいぜんほういん
)
から、
密法
(
みっぽう
)
の
秘奥
(
ひおう
)
をうけて、かつて、慈円僧正が
大戒
(
だいかい
)
を授けた破例を
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
よって其の護衛を削り、其の指揮
宗麟
(
そうりん
)
を
誅
(
ちゅう
)
し、王を廃して庶人となす。又
湘王
(
しょうおう
)
柏
(
はく
)
偽
(
いつわ
)
りて
鈔
(
しょう
)
を造り、及び
擅
(
ほしいまま
)
に人を殺すを以て、
勅
(
ちょく
)
を
降
(
くだ
)
して之を責め、兵を
遣
(
や
)
って
執
(
とら
)
えしむ。湘王もと
膂力
(
りょりょく
)
ありて気を負う。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
鈔
漢検1級
部首:⾦
12画
“鈔”を含む語句
歎異鈔
倭名鈔
和名鈔
倭名類聚鈔
壒嚢鈔
芸苑日鈔
選鈔
本草薬名備考和訓鈔
河図洛書示蒙鈔
神道名目類聚鈔
箋註和名鈔
糸竹初心鈔
詩鈔
説教因縁除睡鈔
指麾鈔
鈔出
鈔本
鈔金
鈔録
開目鈔
...