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子規
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ほととぎす
ふりがな文庫
“
子規
(
ほととぎす
)” の例文
子規
(
ほととぎす
)
の一声もそれと同じことで、待ち兼ねておった子規の一声が聞えたのに、生憎誰もおらぬとは残念だとその一声を愛惜するのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
私は翁の書を
袖
(
そで
)
にしたなり、とうとう
子規
(
ほととぎす
)
が
啼
(
な
)
くようになるまで、
秋山
(
しゅうざん
)
を尋ねずにしまいました。
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
三四郎がのぞくやいなや隣の男はノートを三四郎の方に出して見せた。絵はうまくできているが、そばに
久方
(
ひさかた
)
の
雲井
(
くもい
)
の空の
子規
(
ほととぎす
)
と書いてあるのは、なんのことだか判じかねた。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
山彦と啼ク
子規
(
ほととぎす
)
夢ヲ切ル斧 素堂
古池の句の弁
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「え?」と小野さんは
俄然
(
がぜん
)
として我に帰る。空を
掠
(
かす
)
める
子規
(
ほととぎす
)
の、
駟
(
し
)
も及ばぬに、降る雨の底を突き通して過ぎたるごとく、ちらと動ける
異
(
あや
)
しき色は、
疾
(
と
)
く収まって、美くしい手は
膝頭
(
ひざがしら
)
に乗っている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
規
常用漢字
小5
部首:⾒
11画
“子規”で始まる語句
子規居士
子規子
子規庵
子規随筆