“久方”の読み方と例文
読み方割合
ひさかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうだ。お前も、知っているな。きやつが、久方ひさかたぶりに岩槻いわつきより出府して参って、たずねると申してきている。待たずばなるまい」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
火事の危険であった話や、父にたすけられた話や、久方ひさかたぶり、母との対面や何やかやで、雑炊ぞうすいを食べなどしているうち、夜は白々しらじらとして来ました。
新宇宙艇の二重になった丸い出入口は、久方ひさかたぶりで内側へ開かれた。一行四名はマスクをして艇長を先頭に外へ出ていった。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)